帰路へのゆき 魂の忘れ物 恐山ツーリング [ツーリング]

気が付いたら僕は死んでいた。

ただ、何の変化もなく平穏な日常を過ごしていると、そんな場面にはなかなか出くわさない。

必ず明日はある。

そう漠然と信じていた・・・・




強風吹き荒れる『大間崎テントサイト』

北海道を後にした僕は、本州の最北端。

大間の地で野営をしていました。

北海道へ渡るライダーか、帰路へ着くライダーか。

はたまたこの地が目的のライダーか。

5台ほどのバイクは早朝、僕を置いてそれぞれの目的地へ。




帰路へのゆきですが、ただまっすぐ帰るのがもったいないので、ちょっと寄り道をしながら帰るよ(*ゝωб*)b

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青森県の大間と言えばマグロが有名ですが、本州最北端でも有名な地。
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御寝坊な僕だけれども、周囲のお店はまだまだ開店準備中なので、マグロはお預けみたいヾ(-`ω´-o)ゝ。+゚




記念のジドリを済ませたら、下北半島を南下して今まで通り過ぎるだけだった青森の風景を

記憶に刻みつけるぜ(´∧ω∧`*)
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漁村を気持ちよく走りながら海を眺めているとついついヘルメットの中はカラオケボックス化しちゃうよ♪

『波の谷間に命の花がぁぁ♪』

兄弟船!!




コブシを効かせ熱唱しているとちらほら見えてくるR279のはまなすライン。
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こ、これは廃墟ジャマイカ!!

あとから調べて知ったのですが、この陸橋、

『大間線』といって大間にある海軍基地の要塞化の為、資材運搬用の路線として計画、

建設された物なんだって!

1937年に工事が開始され、1939年に大畑線として下北~大畑間が開通し、大畑以北も建設。

ほぼ完成という所で1943年、戦時中の資材不足により工事は中断。

その後、工事は再開されることなく今に至る。




偶然、戦争遺跡を発見した後はK4を気持ちよく流しながらの森林浴だヾ(≧∇≦*)/
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九州の杉だらけの山道とは違い、深緑が眩しいぜ!

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さて、突然ですが生者の旅路はココでいったん中断します。




この橋の先が今日の目的地だよ♪
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ん?橋の前に何か看板が立ってなかった???

一本の川の先に僕を待ち受けていた場所。

恐山

高野山、比叡山と並び日本三大霊山として知られる恐山。
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下北地方では『人は死ねば、魂はお山へ行く』と言い伝えられ、死者への供養の場として崇敬を集めてきた。
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周囲には硫黄の臭いが立ち込め、吹き出る火山性のガスが金属を変色させている。
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風が吹く度にカラカラと回る風車の音。

カラスの鳴き声。

積み上げられた石の山々。

どちらかと言えば、この世よりもあの世に近い場所と言われる由縁がわかります。

もう、周囲の空気感があの世だからね!

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あの世でも小石を積むかのように、己の業を積むぜ!!
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地獄でスパルタンなバイクに乗れます様に!!

だけど、天国の極楽浜でリゾート気分も捨てがたいですヾ(-`ω´-o)ゝ。+゚
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天国リゾート・・・・地獄ツーリング・・・・

あ、そういえば、まだ日本本土最西端の神崎鼻に行ってないんだった!!

もう一回あの川を渡らなきゃ!!

さよなら!地蔵菩薩さまヾ(≧∇≦*)
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今度、ホントに死んだら遊びに来ます♪.+.((゚(o´∀`o):..+♪




かくして再び浮世に蘇ったゆきはバイクに跨り

遙か遠く、九州を目指すのでありました(`・ω・´)キリッ




でもさ、どうする???

魂だけあの世に置き忘れてたら|ョ゚Д゚ll))怖ヮ
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